投稿日:2008-05-25 Sun
富山県朝日町にある護国寺の境内は、春は石楠花(シャクナゲ)が咲き誇ることで有名で、毎年多くの観光客が県内外から訪れる。庭は回遊式で広く、八十八箇所めぐりや四十八箇所めぐりができるようになっている。
そんな境内の一角に不動明王の石仏があった。
大体不動明王と言えば、ぎょろめであたりを睥睨している恐ろしい表情をしているものだが、この明王さんはなんとも穏やかなお顔をしている。
こんな穏やかな表情の不動明王は初めてだ、と思わずシャッターを切った。

そういえば、奈良は吉野の金峰山寺蔵王堂のご本尊は三体の明王だが、とても恐ろしい形相で我々凡夫を睨みつけている(ように見える)のだが、その後ろの建物にいらっしゃる三体の仏様がなんとも穏やかな表情をなさっており、それらを拝んでから再び三体の明王にまみえたところあ〜ら不思議、恐ろしい形相の明王が微笑んでいるように見えるではないか。と、そのとき、明王も観世音菩薩も実は同じ仏の諸相であって、同じ仏様なのだ、と感じた。
というわけで、こういう穏やかな表情の不動明王がいらっしゃっても不思議ではないのだろう。悪鬼邪心を蹴散らす必要のないときは、休憩に入るのだが、修羅の形相の不動明王から菩薩に戻る途中の化身の最中のお姿なのかも知れない。(大魔神の変身のような?)
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